2019年「己亥の年」
新春会での宮幹藍后 運の話
新春会スピーチより抜粋。
■️2019年の運勢解釈
2019年 己亥(つちのとい)の年。
今年の干支は己と亥で、
「天」のサイクルは己で、天の動きは、五行では「土」です。
そして「地」のサイクル、つまり地球の姿は、亥で五行では、「水」です。
そして天も地もどちらも「陰」の性質です。
2019年は、天である「土」から地球である「水」が「土剋水」の働きにより、攻撃を受ける年となります。
しかも陰から陰の攻撃ですので、攻撃がストレートに伝わりますのでかなり強い攻撃を受けることになりますね。
過去の歴史を振り返りますと東日本大震災(3.11)の時も天から地球が剋されている時でした。辛卯の年で、やはり陰から陰の攻撃を受けた年です。
その後2015年乙未(木剋土)、2016年丙申(火剋金)、2017年丁酉(火剋金)と連続して地球は、天から打撃を受け続けています。
その為、世界中で甚大な災害がもたらされ続けているのです。
今年もまた、災害警戒を強めなくてはいけない年である事は言うまでもない年となりそうです。
■「己」の性質
それでは、まず天の動きである「己」の性質を見てみましょう。
己の性質は、陰の土ですから、湿り気のある土です。田園の土で万物を蓄蔵する力があります。
"母なる大地"の役割を持ち、物事が発奮して、成長することができる土なのです。大切なのは、耕すことです。
また、己は、紀という象形の意味を持ち「絡まった糸を整理しておさめる」という意味があります。
世界の国同士の関係なども絡まった状態が、糸を巻き直すように絡まった糸をほぐし、元の状態におさめる働きを持っているという解釈になりますが、その可能性を秘めた年という事になりますので、期待したいものです。
「己」は、理性的で、人道的で、平和的な星なのです。
ご家庭、職場、ご友人などとの絡まった関係を抱えていらっしゃる方々は、改善の可能性を秘めた年です。その改善の成果が現れるか、どうかは、個人の運気にもかかわります。
また「己」は、水の旺ずる事は、恐れません。何故ならば、水を吸収して蓄蔵することが出来るからです。
しかし、今年の己は、「水」が過度になる「土」です。
「己」の土、すでに湿り気のある土に対して、「亥」の水が組み合わさることから、「土」を湿らせることに繋がります。
その事は、太陽のエネルギーである火の作用が何処にも無い年ですから、ジメジメと弱く、不安定な土を作り出すでしょう。
地震や、地滑り、雪崩などの災害をもたらし、ビルの崩壊事故などにも繋がりかねないのです。道路の陥没もありそうです。
■️「亥」の性質
そして「亥」は、水ですから恐れという感情を生み出します。
「亥」の蔵している「干」は、戊で山岳の土、甲で陽の大木、壬で大河の水です。
今年は、天の「土」、地の「土」「木」「水」という五行の現れる年なので、「火」のエネルギーは、どこにもありません。
亥は、忍耐強く、義理人情を重んじる星ですが、全ての活動が停止する意味を持ち蓄えて殻にこもる働きがあります。
全てのものは、土中に埋まり、おおいつくされる。まだ芽を出す時では、無い事を知らせています。ですから、芽を出すと埋めつくされてしまいますので、あと少し土中で寝かせるべきなのです。発芽は、先送りしなさいという解釈となります。
また「亥」は、猪突猛進の強い傾向があります。深く考えずに行動すると、障害に直面することになりますので、「思慮深さ」の求められる年となります。
「亥」の良さは、徹底的に物事を追求する「凝り性」の部分です。その事が、物事に栄養を与える事に繋がります。
つまり、発芽前の土中の種に栄養を与える事になるのです。
この事は、後々大輪の花を咲かせる事に繋がります。
さて、新春会の案内状に今年は、「何処にも温かさはなく、寒々とした冬の風景が広がっている年」をイメージすることをお伝えしていましたが、まさにそのイメージする通りの年となりそうです。
土中の種に栄養を与え、育むことが良い年となるのです。
個々が、自分自身に栄養を与える時、自分を磨く年ということでしょうか。
*以下の内容は、新春会にてお伝え致しました。
■️️今年の発展と衰退産業についての話。
■️「水」の打撃の年、活路はどうなるか。
■️総合的にみて、2019年は、「土」と「木」の良い年です。
■️その他の五行の星の産業についての話。
以上
宮幹 藍后